
縁起
鏡円坊(きょうえんぼう)は、山梨県南巨摩郡身延町梅平にある日蓮宗の寺院。身延山久遠寺の山内支院の一つ。通師法縁。天然記念物鏡円坊のサクラで知られる。宗門史跡。波木井実長の邸に日台(波木井長氏の子で幼名は春乙丸)が創建した。
日蓮聖人が晩年身延山に入山されるに当たり、身延山全山を御寄進された甲斐源氏の一派南部実長公の館をお寺としたのが鏡円坊です。
日蓮聖人身延山在中の折は厚く支援され最後、東京池上に於いて亡くなる時は自分のお骨は墓は必ず身延山に建立する様にと遺言される程日蓮聖人に尽くされた大檀家です。歴史的にも重要な拠点として日蓮宗より宗門史跡に指定されております。
寺宝としては身延山で一番最古の日蓮聖人像
南北朝期にまで遡るもので身延町文化財に指定されております。
本堂の裏の桜の木は樹齢500年以上といわれる枝垂れ桜
一説には身延山久遠寺内の枝垂れ桜の親木になったとも言われております。
又、日蓮聖人南部公館(現鏡円坊)に下向の時、たまたま京都より来ていた有名な画伯に日蓮聖人自画像を描かせようとした時、余りの威光に直視出来ず水面に写った姿を描写したと言う水鏡の祖師のいわれとなった井戸など他にも江戸時代にまで下がりますが各種寺宝があります。

住職挨拶
去る2月10日、昨年11月1日より行っておりました日蓮宗の荒行(千葉県市川市・中山法華経寺内「遠壽院荒行堂」にて100日間)を無事に終えることができました。午前3時から始まる一番水垢離を含む一日7回の水垢離、合間の法華経読誦行や法華経書写行、そして朝夕2食のお粥と味噌汁・精進料理一品という生活を続ける修行です。今回で3回目、通算300日目の堂籠りとなりました。

寺院概要
寺院名 | 宝聚山鏡圓坊 |
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宗派 | 日蓮宗 |
住職名 | 吉村是修 |
住所 | 〒409-2531 山梨県南巨摩郡身延町梅平2780 google map |
アクセス | JR身延駅下車、山交バス7分、徒歩5分 |
電話番号 | 0556-62-0399 |
HP | https://kyouenbou.com |